最初に
琴工は3年生から本格的に進路活動が始まります。進路活動は、就職と進学で内容が異なっていきます。3年生に進級したら、具体的にどのように進路活動をおこなっていくのか気になっている人も多いと思います。
なお、この記事は「令和5年度 進路の手引き」を参考に作成しました。
進学でも就職でも、「自分の目標を明確にすること」が進路活動をする上で一番大切です。「自分は何をしたいのか」「自分は何のために進学・就職するのか」まずは考えてみましょう。
就職の場合
学校斡旋就職(学校に届く求人票の中から受験企業を選び、採用試験を受けて就職すること)の人は、まず過去の求人票をみて希望する企業を決めていきます。その後は、担任の先生と親と生徒で三者面談を行い、進路に対する意識を高めます。
5月に予備調査という、確定はしていなくていいものですが、希望している企業について調査するプリントが配られます。当然ですが、親の同意も必要です。
7月になるとその年度の求人票の受付が始まり、本調査が始まります。本調査のプリントを提出して会議で決定するともう進路を変更することができません。
進路を決める前に希望の企業に会社見学を申し込んでその企業の雰囲気を知っておくといいです。申し込む場合、夏休み中の方が余裕をもって行けます。なぜなら、夏休みが明けたころに進路決定の1回目の会議があります。1回目の会議で本調査の提出が間に合わないと、その時に同じ企業を希望している人が提出していた場合、その人が優先になるからです。同じ学校から複数人応募可能な企業なら1回目の会議で提出できなくても大丈夫ですが、人数が埋まってしまうこともあるので、早めに提出したほうがいいです。進路が明確な場合、1回目の会議に間に合うようにしましょう。
本調査を提出したら、就職受験願を担任の先生から交付してもらいます。事業所名、提出先、求人受付番号などの所定の事項を記入し、保護者の記名捺印のうえ、提出します。
次に、履歴書を書きます。1回目の会議の前からすでに進路が決まっている人は、本調査より先に履歴書を書いてもいいです。9月の初めに履歴書を企業へ送るので、それまでに完成させます。履歴書は、昨年までの3年生方は手書きで作成していましたが、令和5年の3年生はパソコンでWordを使って作成しました。書いた履歴書は担任の先生に確認と訂正をしてもらいます。
希望している企業に面接がある場合(ほとんどの企業は面接を実施しています)、面接練習をします。面接練習はどの先生でもいいので最低10人の先生方にお願いしたほうがいいと言われています。受験報告書(希望の企業を受験した先輩方が書いてくださった報告書)を担任の先生に頼んで、試験の雰囲気を知っておくのもいいです。また、就職試験では面接だけでなく、適性検査やSPI、学科試験などがある場合もあるので対策します。
採用試験の前に、進路に関わる旅行届を提出します。
9月16日以降から採用試験が始まります。試験日は企業によって異なります。受験後に受験報告書を作成し、提出します。
内定が決まった場合、企業へ礼状を送付します。
大体の企業は翌年の4月1日から出社します。それまでの学校生活を気を引き締めて送ることが大切です。
また、親戚関係の縁故採用や家業の後継、アルバイト先の斡旋等、自己開拓による就職の場合も職業安定所に報告しなければなりません。決定した際には「自己開拓による就職決定書」を提出する必要があります。
学校生活では、ある程度の責任は学校や親が負うことになりますが、社会人としての生活は全て自分の責任は自分自身で負わなくてはなりません。残りの学校生活で一人前の社会人になれるよう準備しておくといいです。
進学の場合
進学の人は、まずあらかじめどこの大学・短期大学・専修学校に行きたいか考えておきましょう。三者面談を経て、5月に予備調査があり、そこである程度の進路が決まるふうになります。当然ですが、親の同意も必要です。
進路を決める前に大学や専門学校のオープンキャンパスや説明会などに行って雰囲気や具体的な学習などを知っておいた方がいいです。個別又は春季・秋季に数回、合同説明会が開催されます。教室に案内が来るので、積極的に参加したり、自分で調べて申し込んでおくといいです。
大学・短期大学・専修学校に推薦入学を希望する場合、進路指導委員会の審議を経て、推薦基準に達しているか判断します。学校の種類にかかわらず、同一人物を同時に複数校推薦はできませんが、下記の場合には可能になります。
・併願可能校と併願可能校 ・専願校と併願可能校
この場合、専願校を辞退しないことが条件となります。
7月には本調査がはじまりどんな手順で受験するか決めます。就職と同じように本調査のプリントを提出して会議で決定するともう進路を変更することができません。
受験校が確定したら、担任の先生から、推薦入試の場合は「進学推薦願」を、一般入試(AO出願を含む)の場合は「進学用調査書交付願」をもらいます。推薦の場合は本人、保護者の記名捺印のうえ、提出します。
次に、入学願書の取り寄せ・作成をおこないます。願書は各自の責任で取り寄せます。
国公立大学の場合、大学入学共通テストの志願票は学校で取りまとめます。2次試験願書は本人が取り寄せます。
私立大学・短期大学・専修学校の場合、合同説明会で入手するか、郵便で請求します。請求の仕方は各学校ごとで違うので、よく調べておくといいです。
入学願書の同封書類として、一般的に受験料(振り込みが普通)、受験用封筒、調査書、健康診断書、推薦書、志望理由書などがあり、締切日までに余裕をもって発送します。
願書提出後、入学資料を申し込んで受験票を受け取ります。それを記入して期限までに提出します。そして入学試験に向けて準備をして受験します。
合格通知書は、学校もしくは本人に送られてきます。通知があったら、合否に関わらず担任の先生に報告しましょう。その後も手続きなどがあるため、よく確認し、早めの行動を心がけましょう。
合格の通知を受けても、浮かれてばかりではいけません。なぜなら、進学を希望している皆さんには、将来なりたい職業や、やりたいことがあってその勉強をするために入学を希望したからです。自分のためにも、後輩たちのためにも、しっかりと勉強して備えておきましょう。
公務員の場合
公務員は「国家公務員」と「地方公務員」に分かれています。
「国家公務員」は各府 省庁(その地方機関、付属機関)や国会、裁判所、内閣などで勤務します。人事院が試験を行う「一般職」と「専門職」、および各機関別に行う「特別職」に分けられます。
「地方公務員」は都道府県庁、市役所、町村役場、警察官、消防官、教員(国立、私立を除く)などに勤務します。
公務員になるためには、まず「採用試験」に合格しなければなりません。しかし、採用試験と言われてるものの、1次・2次試験に合格しても採用されるわけではありません。なぜなら、この試験は「採用候補者名簿」に登録する候補者を選択するための試験だからです。国家公務員一般職試験の場合、特定の役所へ希望者が集中すれば、誰かがはみ出すことになります。積極的に官庁訪問をして、2次試験前に意欲を示し、感触をつかんでおきましょう。
具体的な流れは下記の通りです。
受験申込→1次試験・筆記→1次試験 合格→2次試験・面接→2次試験 合格→採用候補者名簿→各官庁呼び出し面接→採用決定
公務員の場合(警察)
公務員(警察官)の試験申し込みから試験の流れは、8月上旬から申し込みが始まります。
高校三年生の間に受験をする人は、9月にある試験しか申し込むことが出来ません。
自分が申し込む区分(高校卒業見込み)を間違えないようにしっかり確認しましょう。
申し込みはWeb申し込みになります。申し込みの際に柔剣道などの資格を持っている人は第一次試験の教養試験加点にもなるので、自分が受ける都道府県の警察採用サイトをよく確認するようにしましょう。申込時に持っている資格の原本や免状を警察本部採用センターに郵送・持参をすることがあるので見落としの無いようにしてください。
警察官採用までの流れは、第一次試験では、教養試験・論作文試験・適性検査があり、第一次試験合格者は第二次試験もあります。第二次試験では、口述試験・体力試験(握力、反復横跳び、腕立て伏せ、バーピーテストなど)・身体検査があります。第二次試験まで合格することが出来れば内定になります。内定が決まれば採用になります。
まとめ
琴工に入学を考えている方の中には、3年生に進級したらどのように進路活動を進めるのか気になっていた方もいるかと思います。皆さんが3年生に進級する際、どこを受験するにしても、琴工生としての自覚をもって行動しましょう。琴工生という肩書を背負って進路活動をすることは、皆さんの行動一つで琴工の評判が変わってしまいます。評判が落ちた場合、後輩たちの進路活動がうまくいかなくなるため、気を引き締めて進路活動に挑みましょう。


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